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2019.01.26

Black suit for Mr.T

今回初めてご来店いただいたT様は、以前に参加させていただいたウェディングのイベントの際に、ちょうど別件でそちらにいらっしゃっていて、当店のブースの前を通りかかった際に、少しお話をさせていただいた事をキッカケに、ご興味を持っていただきご来店いただきました。

フォーマルで着用できる略礼服をということでしたが、礼服は特に着用する回数はそう多くはないですが、着用期間が長いので、しっかりとしたハリコシの生地をということでこちらの生地でオーダーいただきました。

 

DUGDALE BROS&CO “WINTER CLASSIC”275/295gms

 

欧米では燕尾服を最高礼装に、モーニング、タキシードなど、黒を基調としたフォーマルウェアがありますが、日本独自の略礼服も黒というのが一般認識になっています。

しかし、長い日本の歴史の中では喪服が白の時代もあったようですが、明治維新後の欧米化により日本のフォーマルウェアも黒に変わっていったようです。

ではなぜフォーマルでは黒を着用する決まりができたのかというと、

・とある王妃が、永遠に変わらぬ愛を示すため、何者にも染まらない黒を喪服として一生着用したことから

・ある王妃の喪服であった白を際立たせる為に、身辺に仕える者たちに黒い服を着せたことから、貴族、民衆へと広まっていった

・産業革命の時代に、その当時よく使われた石炭の汚れを目立たなくさせるため広まった

などなど色々な諸説があるようです。

当たり前に礼服は黒という固定概念があると思いますが、こういった由来があるという事を知っていただけると、いつか役に立つ事があるかも知れません。また、こういった由来やルーツなどを知ることも洋服を楽しむ術の1つだと思います。

T様はもともとイタリアのプレタポルテの洋服を好んで着ていたということでしたが、今回お作りいただいたスーツのお生地は今までとは、着たときの感触が別物かと思います。着込むごとに、身体に馴染んで参りますので、長くお使いいただけると幸いでございます。

 

 


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