Tuxedo for Mr.K
今回懇意にさせていただいているお客様よりご紹介いただいたK様には、結婚式のご衣装としてタキシードをオーダーいただきました。
VITALE BARBERIS CANONICO “SUPER FINE KID MOHAIR”310gms
こちらの生地はモヘヤが29%混でカラーは黒ですが、モヘヤ特有のソリッドな光沢感がドレッシーな雰囲気を醸し出し、タキシードなどの礼装用の服地には、とてもピッタリな1枚になります。
タキシードは燕尾服に代わる、男性の夜会用準礼服で、現在では正礼装として着用されています。黒のボータイをするところから燕尾服のホワイトタイに対してブラックタイともいわれ,タキシードはアメリカ独特の呼称になり、イギリスではディナージャケットが正式な呼称になります。
元々ディナージャケット(タキシード)の元祖と言われるのが、ロンドンはSAVILE ROWの現存する最古のテーラーで、以前私もお世話になっていた”HENRY POOLE”になります。
話が脱線してしまいましたが、併せてオーダーいただいたピンタックのウイングカラーのシャツと、ご自身でご用意されたボウタイ、カマーバンド、ブレイシーズを合わせて、本番さながらにご着用して最終確認をさせていただきましたが、K様のトレードマークである長髪と相まって、とてもお似合いになっておりました。
K様はシェフとしてキャリアを積まれ、昨年の結婚式間近に行われた日本国内の若手シェフのコンテストで2位という好成績を収め、これからの活躍がとても楽しみな方です。
またその様な賞を獲られた際には、ぜひ表彰式などでこちらのタキシードをご着用いただけると幸いでございます。